スマートフォンの2台持ちは、近年、多くの人々にとって身近な選択肢となっています。ICT総研の調査によれば、20代以上の男女のうち、個人契約で日常的に携帯電話やスマートフォンを2台以上利用しているユーザーは10.4%に上ります。(引用:ICT総研【ICTマーケティング・コンサルティング・市場調査はICT総研】)本記事では、スマホ2台持ちのメリットやデメリット、活用方法、そして導入時の注意点について詳しく解説します。
1. スマホ2台持ちのメリット
スマートフォンを2台持つことには、以下のような利点があります。
1.1 仕事とプライベートの分離
仕事用とプライベート用のスマホを分けることで、オンとオフの切り替えが容易になります。会社からスマホを支給されていない場合は、プライベートのスマホですべて対応することになります(ベンチャー在籍時は私も経験があります)。2台をそれぞれに分けることにより、スマホごとに管理が可能となり、明確に公私を分けることが可能になります。
1.2 通信キャリアの使い分け
私自身は、メイン機も、サブ機も格安SIM(MVNO)でありますが、ICT総研の調査によると、2台目のスマートフォンでは、楽天モバイルや格安SIMをはじめとするMVNO(仮想移動体通信事業者)の利用率が1台目より高い傾向があります(引用:ICT総研【ICTマーケティング・コンサルティング・市場調査はICT総研】)これにより、通信費の節約や通信エリアのカバー範囲を広げることが可能です。
1.3 バックアップとしての活用
1台のスマホが故障したり、バッテリー切れになった場合でも、もう1台があれば安心です。特に緊急時や長時間の外出時には、2台目が心強い味方となります。
私の場合は、メイン機として使用するiPhone12Proが割と充電が経年劣化したこともあり、2代目はバッテリー容量の大きいスマホ(Xiaomi12 5G)を利用しています。Xiaomi12 5Gについては関連記事で書いていますので、気になる方はぜひ見てみて下さい(関連記事)。
1.4 用途別の最適化
片方のスマホをゲームや動画視聴専用、もう片方をビジネス専用といった具合に用途を分けることで、効率的にデバイスを活用できます。メイン機スマホのバッテリーの消耗を防ぐだけでなく、容量を圧迫させないというメリットがあります。
2代目をわざわざ購入したくないという人には、以前使用していたスマホを利用してみるのはどうでしょうか?自宅にWi-Fiを利用することで、以前使用していたスマホを上記のように使うこともできます。
以前使用していたスマホを活用してみる
2. スマホ2台持ちのデメリットと対策
もちろん、2台持ちにはデメリットも存在します。しかし、適切な対策を講じることで、これらの問題を最小限に抑えることができます。
2.1 コストの増加
2台目の購入費用や通信費が追加で発生します。しかし、格安SIMや中古スマホを活用することで、初期費用や月々の支出を抑えることが可能です。
2.2 管理の手間
2台のデバイスの充電やデータ管理が必要となり、手間が増える可能性があります。これを解決するために、クラウドサービスを活用してデータを同期させたり、複数台同時に充電できるデバイスを利用することが効果的です。
2.3 持ち運びの不便さ
2台のスマホを持ち歩くことで、荷物が増えると感じるかもしれません。この問題は、コンパクトなスマホや軽量のケースを選ぶことで軽減できます。
カバンが小さいときは、Xiaomi12 5Gではなく、Xperia Ace IIIを持ち歩いています。
同じくらいのバッテリー容量(4,500mAh)であるにも関わらず、サイズが5.5インチと小型で重さも162gしかありません。軽いスマホをサブに持つことでこのデメリットは軽減できると思います。
Xperia Ace IIIの詳細については別記事にて紹介させていただきます。
3. スマホ2台持ちの活用方法
2台持ちを効果的に活用するための具体的な方法を紹介します。
3.1 仕事とプライベートの完全分離
1台を仕事専用、もう1台をプライベート専用とすることで、情報の混在を防ぎ、セキュリティ面でも安心だと思います。会社から支給されているスマホであれば、そもそも不要なアプリは入れられないようになっていることもありますが、単一スマホであれば、SNSの誤爆(公式とプライベートの混在による投下)をする可能性も当然出てきます。誤爆したとなれば、損害は多岐にわたってしまいます。(引用:企業SNSが誤爆したらどうなる?恐怖の事例とSNS誤爆対策)
3.2 通信キャリアの組み合わせ
メインのスマホは大手キャリア、サブのスマホは格安SIMといった組み合わせにより、通信費の節約や通信エリアの拡大が可能です。ICT総研の調査でも、2台目のスマホで楽天モバイルやMVNOの利用率が高いことが示されています(引用:ICT総研【ICTマーケティング・コンサルティング・市場調査はICT総研】)
3.3 データ通信と通話の分離
1台をデータ通信専用、もう1台を通話専用とすることで、用途に応じた最適なプランを選択できます。
例えば、以下のようにスマホ2台持ちを使い分けることで、コストを抑えつつ利便性を向上させることができます。
- 1台目(データ通信専用)
- SIM: IIJmio データ専用プラン(2GB: 440円~)
- 用途: SNS・動画視聴・テザリング・ゲーム・Web会議など
- 補足: 外出先でのデータ通信をメインに使用し、LINE通話やZoomの音声機能を活用することで通話費も節約可能。

引用:IIJmio HP抜粋
- 2台目(通話専用)
- SIM: 日本通信SIM「合理的みんなのプラン」(月1,390円・70分無料通話)
- 用途: 電話の発着信・SMS認証・軽いネット閲覧
- 補足: 仕事や重要な連絡のために通話専用端末として利用し、電話番号を統一。70分を超えた場合は、LINE通話などで補う。

引用:日本通信SIM HP抜粋
上記は一例ですが、月1,830円~でスマホ2台持ちをすることができ、大手キャリアの通常プラン(5,000円以上)と比較すると、毎月3,000円以上の節約にできることになります。
3.4 海外旅行や出張時の活用
海外で現地のSIMカードを利用する際、2台目のスマホがあると非常に便利だと思います。1台は日本の番号を維持し、もう1台で現地のSIMを利用することで、盗難の防止にもつながると思います。
場所にもよりますが、海外ではiPhoneは、高値で売買されているので、盗難のリスクがあります。
4. スマホ2台持ちにおすすめの端末とプラン
スマホ2台持ちに適した端末やプランの例を以下に挙げます。
5.1 端末選び
- メイン端末:
- 性能やバッテリー持ちが平均以上であり、日常のあらゆる用途に対応できるもの(ここは、個人の用途次第による)
- サブ端末:
- iPhone SE(第3世代)やGoogle Pixel 7aなど、軽量でコンパクトかつコスパの良いモデル、ないしは、これまで使用していたスマホ、バッテリー容量がメイン端末より大きいものなど。
5.2 通信プラン
- 格安SIM(楽天モバイル、IIJmio、日本通信SIM)を活用し、通話専用プランや少容量データプランを選ぶことでコストを抑える
- 特定の回線を選びたい場合は、格安SIMのなかで利用できる回線が異なるため、事前に要check
5. まとめ:スマホ2台持ちで生活をもっと便利に!
単体のスマホだけで生活することも可能ですが、スマホ2台持ちは、仕事とプライベートの分離やコスト削減、トラブル時のバックアップなど、多くのメリットもあります。以前と比べて、2台持ちが増える中で、2台持ちの魅力が少しでも本記事で伝わればよいなと思い、書いてみました。
本記事を含めて、このブログで書く記事で、これを見ていただいている皆さんが自分に合ったスマホ生活がより良いものになれば幸いです。
おまけ
自分に合うスマホや格安SIMがわからない、格安SIMを購入したいけど設定がわからないなどに向けて今後もこのブログで発信していきます。また、下記SNSでも発信活動していますので、よろしければ、フォローといいねをいただけるとうれしいです。
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